2026年の国産スタッドレスは「氷上性能の新世代」へ
氷上性能の重要性については、こちらの記事で詳しく解説しています。
❄️ 雪国で本当に止まれるスタッドレスの選び方|氷上性能で選ぶべき理由

2025〜2026年にかけて、国産メーカーは一斉に“新世代スタッドレス”を投入しました。 共通しているのは、氷上での「止まる力」を極限まで高めるための技術革新です。
雪国の冬道は、 圧雪 → シャーベット → アイスバーン と一日の中で路面が大きく変化します。
この変化に対応するため、各メーカーは以下の技術を強化しています。
- 水膜除去性能の向上(氷上で滑る原因を減らす)
- 密着力の強化(氷とゴムの接触密度を高める)
- 劣化抑制コンパウンド(数年後も柔らかさを維持)
- EV・重量車対応(トルクが大きい車でも性能を維持)
2026年は、まさに「氷上性能の新世代」が揃った年と言えます。
主要国産メーカーの現行モデル(2026年)
ブリヂストン WZ-1(乗用車)
2025年に登場した新世代ブリザック。 従来のVRX3系統を進化させた「Wコンタクト発泡ゴム」を採用し、 水膜除去だけでなく“水分子の力をグリップに変える”という新発想のコンパウンドが特徴です。
- 氷上制動力はブリザック史上最高
- 経年劣化を抑えるポリマー増量
- プレミアム価格帯

雪国で「とにかく止まりたい」人向けの最上位モデルです。
ブリヂストン ICEPEAK(SUV)
DM-V3の後継として2026年に登場予定。 SUV・EVなど重量車向けに設計されており、 トレッド幅の拡大と新パターンで氷上制動力を11%向上。
- 大型車・EV向けの高負荷対応
- 摩耗ライフも14%向上
- SUVユーザーの最上位選択肢

ヨコハマ iceGUARD 8(IG80)
2025年発売の新世代アイスガード。 天然由来素材「水膜バスター」を高密度配合した“冬ピタ吸水ゴム”が特徴で、 氷上制動力は前世代IG70比で14%短縮。
- 氷上密着性が大幅向上
- 劣化抑制配合で4年後も性能維持
- EV対応「E+」マーク付与
- フラッグシップの最高価格帯

氷上性能と耐久性の両立を求める雪国ユーザー向け。
ヨコハマ iceGUARD 8 SUV
G075の後継。 SUV専用コンパウンドとパターンで氷上・雪上性能を刷新。
- 大型車でも氷上性能が安定
- 雪上のトラクションも強化
- SUVユーザーの新定番
※2026.8.26現在販売無し。(2026年9月1日より順次発売)

ダンロップ WINTER MAXX ICE Pro
2026年に登場した新フラッグシップ。 従来の「バランス型」から一転し、氷上性能特化へ舵を切ったモデルです。
- 新開発「ふんばり吸水ゴム」採用
- WM03比で氷上ブレーキ性能25%向上
- プレミアム価格帯

氷上性能を最優先する雪国ユーザー向け。
ダンロップ WINTER MAXX 03
2020年発売のロングセラー。 最新モデルではないものの、価格が落ち着きコスパが高い。
- 氷上での“瞬間効く”密着性
- 価格が安定しており買いやすい
- スタンダード枠として人気

トーヨー OBSERVE GIZ3
2024年発売のミドルレンジモデル。 新パターンと「密着長持ちゴム」でアイス性能を22%短縮。
- 経年劣化に強い
- 価格が比較的リーズナブル
- 軽・コンパクト・SUVまで幅広く対応

コスパ重視の雪国ユーザーに最適。
グッドイヤー ICE NAVI 8
2021年発売の現行モデル。 左右非対称パターンで氷上・雪上・ウェット・静粛性をバランス良く向上。
- 氷上性能は国産中堅〜上位
- 摩耗しにくく寿命が長い
- 実売価格が比較的安い

国産の中で“価格と性能のバランス”が良い選択肢。
旧モデル(スタンダード枠)との違い
2026年は多くのメーカーが新モデルを投入したため、 旧モデルは「スタンダード・廉価枠」として市場に残っています。
- VRX3 → WZ-1
- DM-V3 → ICEPEAK
- IG70 → IG80
- WM03 → ICE Pro
- GIZ2 → GIZ3
- ICE NAVI 7 → ICE NAVI 8
ネット通販では旧モデルが新品として混在しているため、 型番の数字(末尾)を必ず確認することが重要です。
氷上性能・寿命・価格の比較表
| メーカー / モデル名 | 氷上性能(止まる力) | 寿命(ゴム硬化・摩耗) | 価格帯(実売) | 特徴・総評 |
|---|---|---|---|---|
| ブリヂストン WZ-1 | ★★★★★(最強) | ★★★★★(劣化抑制強) | 高価格帯 | 氷上性能は国産トップ。水膜除去+密着力の新世代。雪国で最も安心。 |
| ブリヂストン ICEPEAK(SUV) | ★★★★★ | ★★★★★ | 高価格帯 | SUV・EV向け。重量車でも氷上性能が落ちない。DM-V3の完全上位互換。 |
| ヨコハマ iceGUARD 8(IG80) | ★★★★★ | ★★★★★(4年後も性能維持) | 高価格帯 | 天然素材の吸水ゴムで密着力が高い。氷上性能と寿命の両立。 |
| ヨコハマ iceGUARD 8 SUV | ★★★★★ | ★★★★☆ | 高価格帯 | SUV専用設計で氷上・雪上が強い。大型車の新定番。 |
| ダンロップ ICE Pro | ★★★★★ | ★★★★☆ | 高価格帯 | WM03比で氷上性能25%向上。氷上特化型の新フラッグシップ。 |
| ダンロップ WM03 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 中価格帯 | ロングセラー。価格が落ち着きコスパ良好。スタンダード枠として優秀。 |
| トーヨー OBSERVE GIZ3 | ★★★★☆ | ★★★★☆(劣化に強い) | 中価格帯 | アイ性能22%短縮。価格と性能のバランスが高い。軽〜SUVまで幅広く対応。 |
| グッドイヤー ICE NAVI 8 | ★★★★☆ | ★★★★★(摩耗に強い) | 中〜やや高価格帯 | 氷上・雪上・ウェットの総合力が高い。国産の中で価格が安定。 |
- 氷上制動距離
- ゴム硬化スピード
- 寿命(ライフ性能)
- 価格帯(楽天市場)
この4つを比較すると、 2026年は ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップの新世代が頭一つ抜けている ことが分かります。
まとめ|2026年は「新世代スタッドレスの当たり年」
2026年は、国産メーカーが一斉に新技術を投入した“当たり年”です。
- 氷上性能の進化が大きい
- 新素材・新コンパウンドが主流
- 旧モデルはスタンダード枠へ移行
- 雪国は“最新モデルを選ぶ価値が高い年”
雪国の冬道は、 止まれるかどうかが命を守る性能。
2026年の新世代モデルは、その「止まる力」を大きく進化させています。
春になったら夏タイヤの交換も必要になります。
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